運営者プロフィール
運営者の想い

あらためまして、「供養navi」の案内人、小原です。
このサイトは、かつての──
私自身の強い後悔と、父への負い目から生まれました。
それは、父が突然倒れ、そのまま帰らぬ人となったときのことです。
病院の一室で医師の言葉を聞いたとき、私はただ茫然としていました。
「え…?」としか言えず、頭が真っ白になり、現実感がなくて──
泣くことすら、できませんでした。
父は、口数は少なく、時に厳しい人でした。
でもその分、言葉で語らない“愛情”を、私はたくさん受け取ってきました。
どんなときも、自分がやりたいことを全力で応援してくれた人です。
成功しても失敗しても、いつも黙って見守ってくれる、そんな父でした。
それなのに、いざその父を見送るとなったとき──
私は何も分かっていなかった。
急なことで、葬儀社をどう選べばよいかも分からず、
周囲に相談する余裕もなく、
病院から紹介されたままに慌ただしく手配をしてしまいました。
見積もりの内容もよく分からないまま契約し、
後日届いた請求書は、当初の金額を大きく超えていたのです。
それだけではありません。
通夜や告別式では、しばらく会っていなかった親戚との会話もうまくできず、
何をどう話しかければいいのか分からず、ぎこちない時間ばかりが過ぎていきました。
喪主としての挨拶も、緊張のあまり何を話したのかよく覚えていません。
言葉が詰まり、声が震え、言いたかったことの半分も伝えられなかったと思います。
あのとき、ふと親戚の視線を感じました。
──「この家は、大丈夫なのか?」
そんなふうに思われているような気がして、胸が苦しくなりました。
父を見送るはずの大切な時間で、
私は逆に父に恥をかかせてしまったのではないか。
そんな負い目が、今でも心の奥に残っています。
あの時、「信頼できる情報」や「誰かに相談できる場所」があれば、もっと違ったのではないかと、何度も何度も思いました。
誰かが寄り添って、ひとつひとつ教えてくれていたら、
あんなに後悔することはなかったのかもしれない──。
だからこそ私は、この「供養navi」を立ち上げました。
もう、私のような想いをする人を増やしたくない。
そんな気持ちで、ひとつひとつの記事を、手間を惜しまず書いています。
どの記事も、情報の正しさはもちろん、
「あのときの自分が本当に読みたかった内容かどうか」を基準にして書いています。
もし、あなたが今
「何から始めればいいのか分からない」
「自分の判断が合っているのか不安」
そう感じているなら──
このサイトが、きっと力になれると信じています。
あなたが、大切な人をきちんと見送れるように。
その時間を、後悔のないものにできるように。
私は、あなたのそばで寄り添い、支える存在でありたいと願っています。